ひろしまトリエンナーレ2020、プレイベントでまた反日作品展示か!?

2019年度の愛知県に続き、2020年度は広島県でトリエンナーレが行われる。
そのプレイベント会場でまたもいわく付きの作品が展示された…

ひろしまトリエンナーレとは

広島県では初となる大規模な現代アートの展覧会。
第一回となる2020年は県内の3市で開催される。

実行委員会の会長は湯崎英彦広島県知事。副会長は会場となる市の市長3名。

正式名称：ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO
期間：2020年9月12日(土)～11月15日(日)
会場：三原市、尾道市、福山市の各中心部、及び三原市の小佐木島と尾道市の百島
総予算：約2億6千万円

前年に当たる2019年10月現在、プレイベントが開催中。

百島のプレイベント

県によれば、現在開催中のプレイベントは各々の会場が主催者となり、企画を実行委員会に申請してトリエンナーレに参加する形になっている。

問題となった展示は尾道市の離島、百島(ももしま)にあった。
企画者は「アートベース百島」。

連続対話企画

第一回対話　憲法と芸術
2019年10月6日 14:30-17:00
志田陽子、島本修二、Shing02、柳幸典

第二回対話　芸術とプロパガンダ
2019年11月16日 14:30-17:00
美術史家・河本真理、近現代史研究者・辻田真佐憲、社会学者・毛利嘉孝

第三回対話　表現の不自由を越えて
2019年11月17日 14:30-17:00
大浦信行、北原恵、小泉明郎

入場料金は大人3,000円、大学生2,000円、高校生以下無料。要事前予約。
すべて満席のため予約受付終了。当日券販売の予定無し。

大浦信行氏の「遠近を越えて」

今回問題になった作品が出品されていたのは10月5日～12月15日にかけて開催されている企画展示で、展示場所は島内にあるアートベース百島。

昭和天皇を揶揄したとして過去にも問題視されていた大浦信行氏の「遠近を抱えて」というシリーズ作品。
昭和天皇の頭から原爆のものと思われるきのこ雲が立ち昇っている。

こちらのプレイベントは2019年10月5日～12月15日までの毎週土日と祝日のみ開催。時間は10～17時。

実行委員会は内容を把握せず

このプレイベントには助成金が支出済みだが、県知事を会長とする実行委員会は展示内容を把握していなかった。

NPO法人 アートベース百島

以前広島市立大の准教授を務めていた現代美術家の柳幸典氏が主催。
2012年、廃校となっていた旧百島中学校を改修してオープン。
2018年にNOP法人化。

2016年の柳氏の個展「ワンダリング・ポジション」より。
日の丸や原爆、憲法九条などに関する展示あり。

「トリエンナーレ」と「ビエンナーレ」の違い

トリエンナーレやビエンナーレってそもそも何なのか？

トリエンナーレとはイタリア語で「3年に1度」の意味であり、その名の通り3年に1度開催される美術展覧会。
1930年代から続くミラノ・トリエンナーレが有名。

ビエンナーレも同じくイタリア語で、こちらは「2年に1度」の意味。2年周期で開かれる美術展を指す。
100年以上の歴史を持つヴェネツィア・ビエンナーレや半世紀以上の歴史があるサンパウロ・ビエンナーレなどがある。

日本国内で開催されているものとしては、2001年から続く横浜トリエンナーレや2010年からのあいちトリエンナーレ、その他多数。

今後の動き

あいちトリエンナーレでもその一部「表現の不自由展」が問題になったように、このひろしまトリエンナーレも百島会場だけが問題なのか？それとも他にもこのような展示はあるのか？

判明次第随時更新予定。
情報も歓迎なので、その場合は下のコメント欄からどうぞ。